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降圧時にも影響がある動脈と静脈の圧力と採血の違い

2019年10月07日
自分で血圧を測定する女性

高血圧と診断される際には血圧が基準値以上であるという数値的な定義が用いられます。
その基準として用いられるのが収縮期血圧あるいは最高血圧が140mmHg以上、拡張期血圧あるいは最低血圧が90mmHg以上というものであり、このどちらかが満たされていれば高血圧と診断されます。
しかし、少し血圧について詳しいと疑問に思うのが血圧は動脈と静脈では異なる値を示すものであり、どちらのことを指しているのかということです。
一般的な血圧は心臓の機能を見るという意味合いをもつため、その影響が尿実に表れる動脈圧のことを指します。
静脈は一度毛細血管を経ているため、血圧は低くなっており、その低さゆえに身体の下の方で高く、上の方では低いという現象も生じています。
一方、採血の際には通常は静脈血を採取します。
これは採血の際に注射器で容易にとれる場所に静脈が見えているからというのが一つの理由であり、それに加えて出血を伴うことから、圧力の低い静脈の方が出血のリスクが小さくなるからです。
どうしても動脈中の何かの濃度を調べたいときだけ動脈からの採血が行われるというのが通常となっています。
高血圧になると降圧剤を用いた治療を行っていくことになりますが、降圧剤を飲み始めることで足のむくみがとれることがしばしばあります。
これは降圧剤によって動脈の血圧が低下するものの、静脈の血圧はそれほど変わらないという状況が生じることにより、静脈血として心臓に戻ってくる血液量が増えるからです。
あるいは尿中への排出を促す場合もあり、降圧剤の種類によっては足のむくみが生じやすくなるものもありますが、降圧治療で見られる現象にも一役買っているのが動脈圧と静脈圧の関係です。