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血圧を下げる降圧剤の効果と注意事項

2019年09月04日
患者の血圧を測定する医者

高血圧と診断されてしまった場合には治療薬を用いた治療が開始されます。
その治療薬は降圧剤であり、高くなってしまっている血圧を正常域に安定させることが目標として定められていくことになるのが基本的な治療方針です。
降圧剤を使用することは高血圧を根本的に治療するということにはつながらないため、原因となっている基礎疾患の治療や生活習慣の改善による治療が並行して進められることになります。
根本治療にならないのに降圧剤が使用されるのが基本の治療方針となっているのは、降圧剤を用いることによって合併症のリスクを下げることができるからです。
例えばテノーミンは片頭痛の予防薬としても使えるという効果もあります。
高血圧の状態というのは血管や心臓、腎臓などの諸器官に大きなストレスを生むことになります。
それが原因となって動脈硬化や狭心症、不整脈などの合併症を起こしやすくなってしまうのです。
狭心症、不整脈を治療する薬がアテノロールです。
心拍数が多くなると、それだけ血液が血管へと送り出され血圧が上昇します。
アテノロールの効果は心臓の動きすぎを抑え、血液の流れをゆっくりにし、心拍数を抑えることで、心臓の働きを安定させて降圧させます。
また、動脈硬化は全身で起こりうるものであり、血管閉塞や出血のリスクを高めます。
それが脳でおこれば脳卒中になり、心臓で起これば心筋梗塞になるといったように死亡リスクのある疾患を合併する危険があるのです。
しかし、降圧剤による治療は長期化する可能性が高いことから、副作用についての懸念を持つように注意しなければなりません。
軽微な副作用もそれぞれの降圧剤に特徴的なものが知られていますが、長期間にわたって使用することによって稀な副作用が生じてくるリスクも高まります。
肝臓や腎臓、血液系などの重篤な副作用が知られているものもあり、そういった副作用が生じないかをよく観察していくことが大切です。
長期戦になりがちな高血圧治療だからこそ留意しなければならない注意事項です。